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東北大学学友会能楽部喜多会お稽古日記☆

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行ってきました。明生会。特に頼まれたわけでもありませんが、自分自身の反省という意味も込めて、かなり個人的ですが報告書きます。あ、ちなみにT塚です。
最初は仕舞「田村クセ」、「猩々」、「西王母」の地謡でしたが、これはなんだか申し訳ない感じになってしまいました。もともとあまり緊張しない質なんですが、初めて地頭を勤めたということもあり、久しぶりにかなり緊張して、緊張したということに動揺しました。呼吸が上手くいっていなかったようで、息が苦しくなった後のもう一伸びがまったくなかったり、声が震えていたり、そもそも音程、リズム、声量が不安定だったりと、割とさんざんでした。大切なものはリラックスだと心底痛感。場数を踏めば何とかなるものですかね?
次の自分の仕舞の「敦盛クセ」も、なんだかなーっていう出来でした。舞台が予想していたよりも滑りやすかったというのもあるんですが、地に足がついていない感じ。仕舞の最大の課題であった「重心の低さ」はクリア出来ませんでした。シテ謡に関しては、悲しそうな感じが出せていい感じだったと思います。
連調「湯谷ロンギ」の地謡は特になし。何か間違えた気が。
そして連調「天鼓」は、練習では打てていたんですが、よくわからないミスを3回くらいやらかしました。集中力が切れてたって訳じゃないと思うんですけどね。
ということで、明生会前半戦はグダグダなまま終わってしまいました。最初からいまいち流れに乗りきれなかったことが敗因かなと。
しかしおよそ6時間30分のインターバルを挟んで迎えた後半戦の舞囃子の地謡は、前半戦とは一転して非常にいい状態で望むことが出来ました。というのは、その直前に大阪大学の仕舞を見たからです。
以前から阪大が明生会に出るということは聞いていたので、実はかなり意識していました。で、率直な感想なんですが…やっぱり上手いですね。一つ一つの型やすり足が綺麗な上に迫力があり、地謡も重量感があって、見ていて興奮すると同時に安心出来るようなすばらしい仕舞でした。
そんなものを間近で見せられてはエキサイトしないわけにいかなかったので、舞囃子の地謡は「何ヶ月ぶり?」っていうくらいの高いテンションで謡うことが出来ました。
まず「草紙洗小町」は、謡う部分が短かったんですが、声量、音程といった基本的な点で普段より三割増くらいのパフォーマンスが出来たと思っています。
そして「百萬」の地謡。澤口さんには申し訳ないんですが、結果的にこれが今回のメインイベントとなりました。最初から最後まで最高潮の状態をキープでき、「ブチ切れた謡」というものが出来たと思います。現時点で可能な最高の謡だったと思うし、何より謡っていて非常に楽しかったです。その分かなり暴走してしまった気もしますが、間違いなく今までやってきた中で最も満足感のある出来でした。
ということで、阪大に刺激を受けたおかげでそんなことが出来たので阪大さまさまです。もし前半戦の前に見れていたらどう変わっていただろうと少し考えますが、とにかくこういった機会を与えてくださった明生先生には感謝です。明生会が終わり、うちの部にとっては大きな区切りとなるわけですが、このモチベーションを保ったままさらに精進していきたいです。
なんか報告というよりマジで感想文になりました。長すぎる文をだらだらと、ごめんなさい。読んでくれた方がいたとしたらありがとうございます。というかごめんなさい。これからは今まで以上に頑張っていこうと思います。
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お疲れさまでした!

瀧塚君のレポートを読んで、改めて明生会のビデオを見返してみました。百万の地謡良かったです。阪大との競演が良い刺激になりましたね。
合宿の時点では、正直学生だけで大丈夫かな、と心配でしたが、本番では気合十分で、特に上羽の後からぐんぐん乗ってくる感じが伝わってきました。この曲の持つ高揚感がうまく表現出来ていたと思います。シテの大友さんも非常に冷静だけどテンションの高さが伝わってくる素晴らしい舞でした。
私も流れを止めないようにひたすら無我夢中で打ちました。多少ミスはありましたが、現状では精一杯の出来だと思います。この夏最大の課題が無事終わり、ホッとしています。
これもみな、あの合宿があったからこそ、私にとっても大変貴重な3日間でした。ともあれ、このような機会を与えて下さった粟谷先生、熱心に指導して頂いた佃先生、いつも駆けつけて下さる大谷内さんに感謝、感謝です。
去年の羽衣に続き、また新たな歴史を刻んだ1日でしたね。心地良い充実感に浸った後は、また次の目標へ向け頑張りましょう。ますますの精進を期待しています。
  • 小島
  • 2007/09/11(Tue)23:48:32
  • 編集

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