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やっと仙台に着きました。ネットを立ち上げたらまだ誰も書いていなかったので、伊藤が勝手に明生会の報告というか感想というかよくわからないものを上げちゃいますよ~。
去る9月13日渋谷にあるセルリアンタワー能楽堂で第72回明生会秋の会が催されました。
出演者の都合があり30分遅れてのスタートで9時半の開始。最初の一時間が東北大学喜多会タイムで、一年生の仕舞から始まり11番仕舞を発表した後、一年生が連調『湯谷』をうちました。
仕舞は舞台から落ちたりすることもなく(自分はスミトリのときに少し滑りましたが)無事終了。『湯谷』も4人の息が合っていたし、掛け声も出ていてすごく良かったです。
その後男性はみちのく明生会の皆様の連吟『采女』に混ぜていただきました。長い曲なので感覚がなくなるほど足がしびれた部員もいたようですが、謡のほうではどうにかみちのく明生会の皆様の足を引っ張らずに頑張れたのではないかなと思います。
さらに、上級生は連調『天鼓』にも混ぜていただきました。10人で二列に分かれて打つのは初めての経験だったので結構不安だったのですが、打ち出してみるといつもの『天鼓』以上に掛け声も出て手も揃ったものになってすごく楽しかったです。
その後の女性の連吟『夕顔』は無本での発表でしたが、曲の雰囲気を上手く出せていたと思います。
そして、メインディッシュは三年生の成澤と小澤の舞囃子。
成澤の『雲雀山』はアクシデントもありましたが、落ち着いて最後までしっかりと舞い続けました。『中ノ舞』はすごくきれいで、成澤らしいしっとりとした舞でした。
小澤の『八島』は地謡を謡っていてぞくぞくするくらい力強くてかっこよかったです。拍子を踏むと舞台全体がびりびりと震えて、地謡座にいた自分たちはすごく勢いづけられました。
二人とも本当に本当に頑張り屋で、あんまりにも二人『らしい』舞をするから感極まっちゃいました(録画した『八島』に鼻をすする音が入ってたらごめんなさい)。二人の同期で本当に良かったよ。
明生先生や応援してくださった先生方、社会人の皆様、OB・OGの皆様本当にありがとうございました。皆様がご指導、ご協力してくださるおかげで東北大学喜多会が成り立っているんだと今回の明生会でひしひしと感じました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
あと、自分が御礼を言うのも変なのかもしれませんが、『八島』の鼓を打って下さった小嶋先輩、地頭の瀧塚先輩、一年生・二年生のみんなにも御礼を。やっぱり変ですかね?でも、みんながいなかったら今日俺はこの文を書いてなかったから、言わせてください。本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
本当は代表のなりや舞囃子をやったふみちゃんが報告するのが良いのかなと思ったんですが、あんまりにも楽しくて幸せな明生会だったので勢いあまって書いちゃいました。まとまりがなくて報告とも感想とも付かないお眼汚しなだけの文しか書けずすみません。どう終わって良いのか分からないのでこの辺で。
2009年9月15日 東北大学能楽部"下っ端" 伊藤悠一