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時は遡って金曜日。
お稽古後の部室から芋煮の場所取りに旅立っていった某新人戦士SとT。
無事着いたはいいものの、そこには無数の水たまりとシートの影!
「場所なくね?」と意見が一致、ひとまずSは部室へ退却もとい転進。
部室でI先輩、さらに再び戻った現地でT先輩と、2人の頼りになる戦士と合流する。
どこからともなく出た意見により、4人は当時いた場所より上流へと向かう。
するとそこには静かで広々とした河原の姿が!
芋煮場所を決定し、Sが「場所確保できました!」という知らせを流す。
間を置かず返ってきたメールに疲れも吹っ飛ぶ。本当にありがたいですマジで。
それからというもの、S先輩とK先輩の2人の女戦士も加わってのUNOタイム。
Sは空気を読まないプレーで3年生軍団の顰蹙を買ったとさ。
やがて時は経ち、女戦士2人はそれぞれの家へと散っていく。
残ったT先輩、S、Tで雑談タイム。しかし寒い。そりゃ10月の夜中だもんな。
寒さに凍えながら、上着と毛布だけを頼りにSは仮眠を取る。
そうして前日の夜は更けていくのであった……。
当日の朝。
Sは一旦家に帰り準備を調えた後、現場へ。
爆睡するTを横目に見ながら、芋煮大作戦に参加する戦士たちの到着を待つ。
日が徐々に高く昇っていくにつれ、続々と戦士たちが集まる。作戦の始まりである。
かまどを組み火を起こし、水や材料が次々と鍋に入っていく。手際いいなあ。
かくして、仙台風と山形風、2つの芋煮が完成した。うーん、美味しそう。
「いただきます!」の声とともに芋煮を味わう戦士一同。うまいうますぎる。
しばし味わった後、一部の戦士たちは新たなる戦いへと備え姿を消す。
残った戦士たちはカレーうどんやマシュマロなど、各自の好きなものを食す。
ちなみにSはマシュマロがうまく焼けませんでした。うーむ。
そして〆は焼きそば!女戦士・K先輩が見事な手つきで調理していく。
まあ焼きそば食べずに水切りに夢中になってた人もいましたけどね。僕とか僕とか僕とか。
そんなこんなで芋煮は無事終了!
つつがなく終わって良かった、とは帰りに漏れた芋煮係の本音。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
特に芋煮係として一緒に頑張ってくれたRさん、本当にお疲れ様でした!
ちなみにそれから3時間後、部室には酔っ払ってひどいことになっているSがいましたとさ。。。
おしまい。以上、某新人戦士Sでした。乱文失礼。
おまけ。美しい、美しすぎる……。
繰り広げられる連吟と仕舞。
久々の女舞に戸惑う体。
芋煮の期待に膨らむ心。
忘れていた感覚が少しずつよみがえる。
「女舞をするとはどういうことか」「女性とは何か、女性の動きとはどういうものか」
そして、「芋煮とは何か」・・・
お稽古後、芋煮大作戦は決行された。
選ばれし戦士たちが芋煮の場所取りへと旅立って行く・・・
牛越橋の下で、
秋の夜の風が戦士たちの体力を徐々に奪ってゆく。
体力・精神ともに追い詰められる戦士たち。
果たして芋煮は成功するのか?
場所取りへと旅立った戦士たちの運命は!?
そして、愛と感動のドキュメンタリーへと続く・・・
本日は、前日までの天気予報に反して、眩しくて前が見えないくらいの秋晴れでした。そして、前が見えなくても頑張って自転車をこいできました。こんにちは、村越です。
今日は、好謡会に向けて仕事のローテーションや仕舞、連吟、合同曲の最終確認、その後、一年生仕舞をしました。合同曲を経験するのは初めてなので、どのようなものなのか今から楽しみです。一年生仕舞の方は、新しい仕舞にまだまだ戸惑っているところなのではないでしょうか。因みに自分は、なかなか馬に乗れません・・・。
実は、既に新体制に突入しているのですが、そこらへんは新代表の先輩がいつか書いて下さると期待しています。
さて、好謡会直前というところですが、
最近風邪が流行っているようなので、皆々様もお気をつけください。
ええと、近藤です。
最後くらいかっこつけてやろうと思ったタイトルなのですが…後悔してます…
…だいぶ前ですが、明生会について書かせていただきます。
なんか恥ずかしかったので、だいぶ後回しにしてしまってすみません。
ものすごく長くなったので、読み飛ばしてくださって構いません。
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では、明生会についてです。
去る9月12日(日)セルリアンタワー能楽堂にて第76回秋の明生会が開催され、私達東北大学喜多会も会に参加させていただきました。
発表演目は、仕舞9番に連吟1番、連調2番に舞囃子3番でした。また、みちのく明生会様の連吟にも参加させていただきました。
明生会のトップバッターを飾ったのは男子連吟『項羽』でした。役の声がポーンと出ていて、1年男子の成長が感じられました。
次は仕舞9番で、合宿とその後のお稽古の成果をみな発揮することが出来ていました。緊張している1年生を勇気づける2年生の姿が嬉しかったです。(去年あんな緊張していたのに…)
その後は、各々仕事をしつつ、他の会の皆様の素晴らしい発表を拝見していました。途中、ある部員に対して「生まれたてのおぜ…こじか」という言葉がささやかれるとこともありましたが(笑)ごめん(笑)
連調も後で先生に完成度が高かったというお言葉をもらうことが出来たので、よかったです。
そして…舞囃子ですね~
3番舞囃子の最初は、『草紙洗小町』でした。私は地頭として参加しました。
最初の部分は、小町が周りに勧められて舞を舞う~という導入部分なので、秋田を送り出すように謡いました。「あ、今の謡の感じ送り出してるっぽくね?」と真ん中に向かう秋田を見ながら思いました(笑)
中の舞の部分は「囃子も舞も綺麗だな~」と思いながら座っていました。だいたい覚えていたので、すごく短く感じました。
そしてキリ部分。一旦自分の喉が朽ち果ててもいいから(爆)めでたく謡おうと思って謡いました。秋田の仕舞は綺麗で、小町もこんな感じなのかなぁと思いました。
そして、草紙が終わり、私は、とりあえず地頭の役目を全うできたかしら…という達成感に浸る間もなく、「あぁぉぅ経政ぁぁ…」という緊張に襲われていました。
あ、でも秋田が泣いていて「近ちゃんありがとう」と言われた時はなんかじ~んと来ました。
次の舞囃子は『小袖曽我』
しては佐々木、小林兄弟。地謡は男性。ええと…これ私が書いていいのか?してさんとか地頭さんとか、溢れる想いのある方は、記事を書くなり、コメントを書くなり、よろしくお願いします。
きちんと観たのはビデオでなのですが、揃うところはビシッと揃っていて、またところどころに二人の個性が覗いていて、観ていて面白かったです。曽我物語を知っているので、ここはこういう風に舞いたいんだろうなということも伝わってきました。二人とよく自主練習していたので、そういうことも思い出されて感動的な舞台でした。本番が一番揃っていたとみんな言っていたので、ずっと二人でギリギリまで練習していた賜物なんだろうなぁ。
男子の謡に関しては、最強だったのではないかと。小嶋先輩の小鼓も音が綺麗で、掛け声が本当に力強くてかっこよかったです。
そして、無事に終わった後抱き合うシテを見ながら、じ~ん…。っていうか次私だよね((((;゜Д゜)))みたいな(笑)
最後は『経政』ですね。
私はシテをやらせていただきました。
最初は緊張していたのですが、明生先生にお声をかけていただいたり、出入りの際に音を立ててしまったりしてからは、冷静になって舞うことが出来ました。
前の2番が大成功で、間違うことがとても怖かったのですが、「楽しもう」とも思って舞いました。
正直、舞っている時のことはあまり覚えていません。
ですが、あれがあの時の私に出来る最高の経政だった気がします。
私にとって舞囃子とは、ものすごいご褒美であり、そして代表としての責任でした。
責任とか気にしない方がいいのでは…と思うかもしれませんが、私は、代表としての責任をもって「経政」を舞いたかったのです。
舞っている間は舞い方やどう見せたいかをイメージしたり、囃子や謡を色々聴いたりで、よくわからなくなっていたので、覚えてはいません。
そんな中で、ぎこちなかったり、早かったりしたかもしれないけれど、舞いきれたのは、明生先生をはじめとする先生方、ご協力いただいた社会人の方々、そして一緒にお稽古をしてきた部員(手伝ってくれた男子に、指導してくれた先輩方に、地謡やってくれた女子に、地頭やってくれた秋田ですね。安心して舞えました。たくさんお稽古してくれていたのを知っていたので。)のおかげだと思います。あとは、最低限稽古をしてきた自分もでしょうか?
今までを誇れるような明生会だったなぁと思います。
なんで泣かなかったの?と聞かれましたが、私にとっては、明生会(広くいえば代表の責任)の中に舞囃子というものがあったので、明生会が無事終了しない内は気が抜けなかったのかなぁと今では思います。正直番外仕舞を観に行くのに必死でしたし、終わっても余韻に浸る時間がなかったですし。
一人で帰りのバスの中、頭の中で能楽部のMADを作りながら泣いてました。近藤はそういうやつなのですよ。
こんな感じで明生会の報告を終わらせていただきます。
これで、私は、部の一線から退きます。(もう退きました。)
明生会が終わって思うことは、ずっと能楽部が続いていけばいいなぁということです。
次の代へと能楽と部の楽しさが伝わって、そういったつながりが続いていけばいいなぁと思いました。OBの方々にたくさん来てもらって、たくさんの人に応援してもらって本当にそう思いました。
能楽部とはなんなのか、人それぞれですけど、
大学生活の中で能楽を通して、色んな人に出会って、その人たちと一緒に能楽やその他諸々を真面目に楽しむ部なのかなと思います。
大変なこともたくさんあったけど、後から思うと、なんか全部いい思い出だった気がします。(なんて都合のよい頭だ)
仲間内では意見が衝突することもありましたが、それはみんな能楽部に対して真剣だったからだと思います。それにケンカしても、なんだかんだ、大変なときは助けてくれますし。
これからもそんな部が続いていくといいと思います。いや、ダメなところはどんどん直して欲しいけれども。
部員に…
まず1年生に…能楽部に入って、一緒に明生会に出てくれてありがとう。誰も入らなかったらどうしようかと思っていたら、こんなに素敵な新入生が入ってきてくれてびっくりです。お稽古も一生懸命だし、部会ではおもし…きちんと発言できる…、これからも頑張ってください。
次は、2年生に。正直仲良くなれるのか不安だったんだけど、気づいたら仲良くなっていた気がします。(そうだよね?)可愛くてしょうがないです。これからは2年生達が主体なので、責任もちつつ楽しくやっていってくれたらと思います。ま~私よりしっかりしているから大丈夫!
先輩方へ。甘えてばかりで迷惑かけてばかりですみませんでした。私達が4人で舞えるように計らってくださってありがとうございます。能から仕事からたくさんのことを教えていただきました。先輩方からもらったものは多すぎてなんと言ったらいいかわかりません(><)
最後に、一番一緒にお稽古してきて、おそらく楽しいこともつらいことも一緒に経験してきて、「なんで一人で抱え込むんだよ」とか「本当はどう思っているんだよ」とか色々言わせてしまって、たくさん迷惑をかけたのに、たくさんたくさん助けてくれた同期のよっちゃんとこばさんとりぃに「ありがとう」を。
…と長々書いてきて、最後の別れみたいなこと言っても、私普通に明後日のお稽古行くし、好謡会にも出るし、続けるんですけど(笑)
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これで一つの区切りなので、この一年の感謝を部を代表して私から皆様にお伝えします。
粟谷明生先生をはじめとする先生方、社会人の皆様、OB・OGの皆様、応援してくださった全ての皆様…
ありがとうございました。
これからも東北大学学友会能楽部喜多会は続くので、どうかよろしくお願いします。
こんどうでした。
という訳で、後は頼みました、む~。
と言われそうなので、1年の山口が急きょ書き込みます。
9月12日の秋の明生会は無事成功に終わりました。
しかし、自分はミスを連発しましたけど、、、
今回の明生会では自分が参加するだけでなく非常にレベルの高い仕舞や謡を見ることができ、とても勉強になりました。
これからは新仕舞を中心に上達した姿を見せられるよう努力したいと思います。
肝心の明生会詳細を書くほどの文才が無いので、だれかが書き込んでくださることを期待して終了します。