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東北大学学友会能楽部喜多会お稽古日記☆

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今日は、知り合いが数人出演しているということで、東北大学と東北学院大学の奇術部の合同発表会を見に行きました!

で、それと直接は関係ないんだけど、見ていて思ったことを書きます。

奇術にしろ音楽にしろ能にしろ、公演というものは演者と客が一体になってつくり上げるものだと思います。

公演というものには、会場の雰囲気、空気というものがあります。もしそれがやたらしらけていたり重々しかったりすると、客は素直に楽しみにくくなるし、演者もパフォーマンスに没頭しにくくなります。そういう意味でこの会場の空気というものがものすごく重要だと思うのですが、それをつくるのは演者であり客であるのではないでしょうか。
素晴しい公演をつくるためには、演者の努力が必要なことはもちろんですが、同時に客側も努力をする必要があると思うのです。

客は演者のパフォーマンスに魅了されるものだし、演者は客の応援に後押しされてさらにパフォーマンスに没頭するものです。
もし客が「お前らなんて見ていても楽しくねぇんだよ」といったようなしらけた態度で客席にいたとしたら、それを見た演者もしらけてしまいますし、やっていてむなしくなってしまいます。するといいパフォーマンスがしにくくなります。逆に客が、客席から身を乗り出すような態度だったり、盛り上がっていてくれれば、演者もさらに盛り上がって、結果いいパフォーマンスを呼び込むことになるでしょう。
その相乗効果が、会場にいる人たちがより楽しめる「いい公演」というものを生むのだと思います。
だから客は、公演を見に行ったら腕組をして粗探しなどをするよりも、素直にパフォーマンスを楽しんで演者を応援する方がずっと有意義だろうし、そうするべきだと思います。

かといって演者はそれに甘えていいというわけではなく、客に素直に楽しんでもらえるようなパフォーマンスというものを常に意識しないといけません。発表会などで「客のことは気にせずに、今自分に出来ることをやるだけだ」と言う人がいます。もしそれが、自分を鼓舞してよりよいパフォーマンスを呼び込むための言葉だとしたら構いませんが、もし本当にただ客を無視しているだけのセリフなのだとしたら、それはせっかく見に来てくれた客に対してあまりにも失礼だし、単なる自己満足でしかないと思います。
演者は、自分たちを応援してくれ、公演を盛り上げてくれる客に対して敬意を持ち、最高のパフォーマンスを見せなければいけないのです。

長々書きましたが総括すると、演者と客との両方の努力が素晴しい時間、空間を生み、そしてその素晴しい時間、空間が演者と客との両方のより大きい満足につながるのだと思います。そして、それこそが「いい公演」なのだと思うのです。
だから、素直に楽しむつもりがなく会場を盛り上げるつもりもない客は、公演に来る価値がないし、客のことも会場のことも考えていない演者は公演をする資格がないと思います。まぁ、楽しみ方なんて人それぞれですけど、その上でみんながこういう心構えを持っていてくれればいいなって思います。

僕はこれから演者としても客としても、「いい公演」をつくるために努力していきたいです。

瀧塚

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久しぶりに、日記を見たらいつの間にか形式が変わっていてびっくりしました。もうちょっとHP係として動かないとなーと思う今日この頃。

さて、色々あって実名公開に戻しました、って言っても活動紹介のとこだけですけどね。まあ、日記とか誰が書いたか分かる方がいいよねってことになりましたのであしからず。

伊藤
おはよう。私だ。

さーて、ゴールデンウィークですね。黄金の精神には程遠いドス黒い僕らですが、それでも嬉しいものは嬉しいです。

ということで、嬉しさあまって独断で背景とテンプレを変えてしまいました。
僕にはホームページおよびブログの管理権は一切ありませんが、管理権を持っている彼がさしてやる気があるわけでもなさそうなので勘弁して下さい。

前より文字サイズは小さくなりましたが、こっちの方が広々としていて読みやすくないですか?もし「前の方がよかったー」という方がいらっしゃいましたらコメントに書き込むなりお願いします。

あ、それと以前あった仮名云々の話は諸事情により立ち消えになりそうです。いえーい、骨折りぞーん。

瀧塚
こんばんわんこそば!
どーも。混迷を極める僕です。

さて、4月もそろそろ終わりに近づいているというこのタイミングでですが、能の魅力について語ろうと思います!

・能には色々な曲があります。めでたい曲から悲しい曲、激しい曲から美しい曲、美女の曲から妖怪の曲など、多種多様な物語があります。そういった様々な曲の世界を、自分の声と扇一本で表現できるというのはワクワクします。

・能の謡は古語調です。それでもってかなり詩的で幻想的です。そんなんで神だとか鬼だとか源氏だとか平氏だとか謡うんですからそりゃあドキドキします。

・能の謡、囃子は変拍子満載です。だから伝統芸能とはいえど非常にプログレッシブだと言えるかもしれません。ゾクゾクしますね。

・しかしプログレッシブとはいっても能の謡は非常に様式美を重んじているように思えます。それでもって壮大でドラマティックですので、そういうのが好きな人はもうピロピロすればいいと思います。

・あと、とりあえずこいつでも見てみてください。
奇跡の能楽堂ライブ

以上、どれか一つでもピンと来てしまった人は別に入部してくれとまでは言わないので僕と友達になってください。

嘘です。ぜひ入部して下さい。
しかし、実は上に挙げたのは能の魅力というよりも完全に僕の趣味なので、他にも能の魅力や取っ掛かり方はいくらでもあるはずです!
「能って、ちょっと面白そうだけど、でもやっぱりよくわからないわ…」というそんなあなたは!
4月30日(水)の文化フェスティバルで、13:00~16:00、C203教室で実際に能の舞と謡を発表しますので、気軽に見に来てください!

少しでも能に触れていただければと思います!
そのうえで上に書いたようなことに共感していただければと思います!

瀧塚(仮)

居場所を間違えた気がする…なんて言わない。
順序が逆になってしまいました。すみません
成澤です

さて、この日はみちのく明生会でした。
仕舞は安宅、国栖、八島、敦盛、草紙洗小町、といよいよ二年生らしい演目になってきました。
私は国栖を舞ったのですが、久しぶりの男物の仕舞だったため、なかなか思いどうりに体を動かせませんでした。
また、この日は新入生の子が見学に来てくれました。
老松を舞わせてもらうのを見ていると、仕舞の基礎を再確認できた気がしました

連吟では邯鄲を謡いました。
最近、お能で邯鄲を見ていたのでいつも以上に力が入りました。
夢が覚める手前の盛り上がりとその後のボーっとした感じのギャップを表現できるような力量がほしいと思いました
実際に観能したものを、出来るというのはとても良い機会でした。
来月には桜川を見ることが出来るので、仕舞でも桜川を舞うのが楽しみです
まだまだ二年。少しずつでも上達していきたいです

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