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東北大学学友会能楽部喜多会お稽古日記☆

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色々変えたけど、正直微妙だ…
そのうちまた(気が向いたら)作り直します。

たきづか

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試験がとっても怖い瀧塚です。
東北大って試験多くないですか?こっちに来てから、もう何回経験したことか…。これでさらにレポートもあるというのだから、ほんと勘弁してください…。

おはようございます。実は言うほど試験ありません。瀧塚です。

今日は8時50分から試験。寝坊するのが怖いから部室泊まりです。
勉強してるときって、死ぬほど眠くなるのに、いざ寝ようと思うと全然寝れないんですよね…こんな日記を書いていたら少しは眠くなるだろうかという期待は叶いそうにありません。
いっそ起きてまた勉強すればいいんだけど、そうしたらテスト直前に眠くなりそうだし…うーん。

80年代ジャパメタとかあんまり聴かないけど。僕です。

しばらくぶりになってしまいましたね。その間いろいろなことがありました。地震とか、地震とかね…
とりあえず部員で怪我人が出たという情報はただいま入っておりません。みなさまご安心ください。まぁ、このタイミングで怪我人とか出るとマジで困るんですけど。天災って怖いですね。

自演会まであと1週間となりました。お稽古以外でもやらなければいけないことが結構あります。今もそのお仕事をしていたんですが…息抜き息抜き。
今は当日配布するための冊子の原稿を作っています。こういうのって手を抜けばあっという間に出来るんだろうけど、それだと読んでも面白くないというか不毛なんですよね。ましてや実際読む人は予備知識とかほぼゼロなわけだし。読んでも意味がないものは作っても意味がないですよね。なんにでも言えることかも知れませんが。
でも何か意味を持たせたいのが僕ら人間なわけで。こだわりたいんですよね。

でも今日は眠いのでやっぱりもう寝ます。明日やるんで、佐藤くんごめんー。

瀧塚

体は大人、頭は中二だったらしい僕です。

さて、随分しばらくぶりの更新になってしまったような気がしていたら、意外と5日くらいのことだったのですね。これを長いと見るか短いと見るかはあなた次第です。僕は知りません。

その間にはお稽古やらなんやらあったわけですが、一番のハイライトは5月17日の仙台青葉能でした。これは文化不毛の地と呼ばれる仙台において生の能が見られる極めて貴重な機会だったので、みんなで見に行ってきました。演目は能「桜川」、「綾鼓」、狂言「川上」など。
PAのトラブルや、会場の都合上音の響きが若干悪かったってのが多少気になりましたが、それを差し引いてもとてもいい舞台でした。部員の中でも純粋に楽しんでいた人や、勉強しようとしていた人まで色々いますが、それぞれ得るものはあったんじゃないかと思います。
個人的には、特に地謡の表現の幅というところに注目しながら見ていました。現在最も突き詰めようとしている課題なので。
曲の感情を表現するために、どんな音の高さで謡うのか、どの程度音の強弱をつけるのか、どんなテンポで謡うのか、ピッチはどうか、どのくらい声を震わせるのか、なんてことをずっと考えてました。感情は技術です。桜川の網ノ段で、後半弾むように謡ってたのにすごく悲しい感じが出てたのなんか特に意外で印象的でしたね。

桜川にしろ綾鼓にしろ、ああいう叙情的な謡を真似できるようになりたーい。

瀧塚
今日は、知り合いが数人出演しているということで、東北大学と東北学院大学の奇術部の合同発表会を見に行きました!

で、それと直接は関係ないんだけど、見ていて思ったことを書きます。

奇術にしろ音楽にしろ能にしろ、公演というものは演者と客が一体になってつくり上げるものだと思います。

公演というものには、会場の雰囲気、空気というものがあります。もしそれがやたらしらけていたり重々しかったりすると、客は素直に楽しみにくくなるし、演者もパフォーマンスに没頭しにくくなります。そういう意味でこの会場の空気というものがものすごく重要だと思うのですが、それをつくるのは演者であり客であるのではないでしょうか。
素晴しい公演をつくるためには、演者の努力が必要なことはもちろんですが、同時に客側も努力をする必要があると思うのです。

客は演者のパフォーマンスに魅了されるものだし、演者は客の応援に後押しされてさらにパフォーマンスに没頭するものです。
もし客が「お前らなんて見ていても楽しくねぇんだよ」といったようなしらけた態度で客席にいたとしたら、それを見た演者もしらけてしまいますし、やっていてむなしくなってしまいます。するといいパフォーマンスがしにくくなります。逆に客が、客席から身を乗り出すような態度だったり、盛り上がっていてくれれば、演者もさらに盛り上がって、結果いいパフォーマンスを呼び込むことになるでしょう。
その相乗効果が、会場にいる人たちがより楽しめる「いい公演」というものを生むのだと思います。
だから客は、公演を見に行ったら腕組をして粗探しなどをするよりも、素直にパフォーマンスを楽しんで演者を応援する方がずっと有意義だろうし、そうするべきだと思います。

かといって演者はそれに甘えていいというわけではなく、客に素直に楽しんでもらえるようなパフォーマンスというものを常に意識しないといけません。発表会などで「客のことは気にせずに、今自分に出来ることをやるだけだ」と言う人がいます。もしそれが、自分を鼓舞してよりよいパフォーマンスを呼び込むための言葉だとしたら構いませんが、もし本当にただ客を無視しているだけのセリフなのだとしたら、それはせっかく見に来てくれた客に対してあまりにも失礼だし、単なる自己満足でしかないと思います。
演者は、自分たちを応援してくれ、公演を盛り上げてくれる客に対して敬意を持ち、最高のパフォーマンスを見せなければいけないのです。

長々書きましたが総括すると、演者と客との両方の努力が素晴しい時間、空間を生み、そしてその素晴しい時間、空間が演者と客との両方のより大きい満足につながるのだと思います。そして、それこそが「いい公演」なのだと思うのです。
だから、素直に楽しむつもりがなく会場を盛り上げるつもりもない客は、公演に来る価値がないし、客のことも会場のことも考えていない演者は公演をする資格がないと思います。まぁ、楽しみ方なんて人それぞれですけど、その上でみんながこういう心構えを持っていてくれればいいなって思います。

僕はこれから演者としても客としても、「いい公演」をつくるために努力していきたいです。

瀧塚

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